さすが元CIA

Art Brown,25-year veteran of the C.I.A the head of the Asia division of the agency’s clandestine service from 2003 to 2005.NYT OPED

2003年から5年までアジア支部局長を務めたCIA歴25年のブラウンさんの鋭い指摘、北朝鮮は自分の得たいものを得ている。現状のアメリカの政策は間違っておる、と説いておられる。
 特に、
If the situation were reversed, and Americans were grabbed off a dark Florida beach by a Cuban patrol boat, we would go to war to bring them home.
 立場が変わって、アメリカ人がフロリダ海岸の暗闇のなか、キューバのパトロールボートによって拉致されたら、アメリカは奪還のため戦争も辞さないだろう

というところは、正直なところでしょう。
 現状のアメリカの政策によって日本はアメリカが日本を守るといった約束に関して疑念を抱き始めるだろうとしています。

これに対して、shisakuさんは拉致問題は武器購入・配備に熱心な一部のエリートの正統性のみに関係するのであって、論者の言うように、日本人全体の誠意に関係する、というわけではないと論評していますが、しかし、これは的外れでしょう。

 北朝鮮のミサイルの脅威を日本の軍事力強化に結びつけようとする勢力があることは確かでしょうが、しかし、拉致問題はまた別問題でしょう。
 右から左の報道機関まで拉致問題に関心を抱いている。その背後に声なき一般人たちの心配・声援がある。これは論者のいうように、立場変わってアメリカで同様なことが起きたことを想像すれば、容易に了解できることではないでしょうか?

 この点を了解できない、といった点に関して、逆に理解できない。